「タバコを吸っていると体力が落ちるとか、なんとなく筋トレに悪いイメージがある」
「喫煙者のトレーニーとして、タバコのデメリットについて知っておきたい!」
日常的にタバコを吸っている人は、トレーニングに悪影響があるからといってすぐにタバコを辞めるのは難しいですよね。
タバコを吸うことでどのような影響があるのかを知っておくことでも、タバコを辞めたり減らしたりできるきっかけになるかもしれません。
この記事ではタバコを吸う人も、吸わない人も知っておきたい筋トレとタバコについて解説します。
【筋トレ】5分でわかる!!喫煙がトレーニングに与える2つの影響?!
タバコが筋力トレーニングに与える悪影響
何となく筋トレに悪いというイメージがあるかと思われますが、実際に次のような悪影響があります。
– 集中力の低下
– 筋肉が分解されやすくなる
– バテやすくなる
それぞれを詳しくチェックしておきましょう。
また、タバコを吸っている人は体臭がきつくなりやすい傾向がありますよ!
こちらの記事では筋トレと体臭について解説していますので、是非チェックしてみてくださいね。
1. 集中力の低下
タバコを吸うことで、血圧が高くなりやすくなるリスクがあります。
タバコに含まれるニコチンが身体の血管を収縮させるため、高血圧の原因にもなってしまいますよ!
血液は酸素や栄養を身体のありとあらゆる機関に運ぶ役割があります。
ニコチンが身体の血管を収縮させることで、その働きがうまくできなくなることで、運動中の酸素の供給ができにくく息苦しくなったり疲労感が生じやすくなります。
疲労感が出やすい状態になることで集中力が低化してパフォーマンスにも悪影響を与えます。
2. 筋肉が分解されやすくなる
また、筋トレの後は身体が傷ついた筋繊維を修復するための超回復が本来は行われます。
タバコを吸った後にストレスホルモンのコルチゾールが増えることから、本来行われるはずの超回復に悪影響を及ぼし、十分に筋繊維を修復できなくなってしまいます。
また、コルチゾールには血液中の糖や脂質を増加させてしまうため、血液をドロドロにするだけでなく身体作りにも支障が出てきます。
3. バテやすくなる
タバコを吸うことで心肺機能が低下すると息苦しさを感じやすくなります。
前述の通り、酸素がうまく供給されないことでパワーが低下したり、すぐに疲れてしまったりする原因になります。
筋肉を動かすのにも酸素が必要なので、本来出来るはずのトレーニングが早いタイミングで限界を迎えてしまってパフォーマンスがフルに発揮されないことに繋がります。
タバコを吸わない人にも影響がある
タバコを吸わない人にも身近な人の喫煙が原因で、筋トレに悪い影響を与えている可能性もありますよ!
なぜなら主流煙よりも副流煙に多く有害物質が含まれるためです。
タバコを吸うときよりも、副流煙が発生する低温度のときに有害物質が発生する特徴があります。
普段からタバコを吸っている人は、副流煙に有害物質が多く含まれていることを理解した上で、身近な人への配慮を忘れないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にこの記事のおさらいです!
– タバコが原因で筋トレに悪影響を与える
– タバコに含まれるニコチンが原因で疲労感が出やすくなり、集中力が低下してしまう
– ストレスホルモンのコルチゾールがタバコを吸った後に増えるため、筋肉が分解されて超回復の妨げになる
– タバコを吸うことで、酸素がうまく身体に供給されなくなって心肺機能に悪影響を与え、バテやすくなってしまう
– タバコを吸うときも、副流煙が発生する低温度に有害物質が多く含まれているので、タバコを吸わない人にもタバコの悪影響が生じている
この記事ではタバコが筋トレに及ぼすデメリットについて解説しましたが、ボディビルダーやアスリートの中には喫煙者もいます。
気持ちを落ち着かせるためのルーティーンだったり、減量中に無理に禁煙して口が寂しくなってしまわないためにタバコを吸っているなどと様々な背景があるようです。
タバコを吸う人も吸わない人もどのような悪影響があるかしっかり把握して、お互いのライフスタイルを尊重した上でフィットネスに取り組みましょう。