「寝違えて首の痛みを放っておいたら頭が痛くなってきた・・・。」
「頭痛を通り越して吐き気がしてきたけど、寝違えに関係があるの?」
起床後に首や背中に激痛が走って、一定方向に首を動かせなくなってしまう「寝違え」が起こってしまうととても厄介ですよね。
放っておいたらいけないことはわかっていても、忙しい朝は特に対処が難しい場合があります。
しかし、首の痛みから頭痛や吐き気に悪化してしまうケースもありますよ!
この記事では寝違えが原因で起こる頭痛や吐き気への対処方法をご紹介します。
寝違えとはどんな状態なの?
就寝時に首や背中に負担がかからないように寝返りを打てなかったり、疲労が重なって寝具で寝ることが出来ずに机などで無理な体勢で寝てしまったときに寝違えが起こりやすくなります。
寝違えは病名ではなく、「ぎっくり腰」や「四十肩」のような炎症の総称です。
簡単に説明すると、筋肉の炎症が起こっている状態で、メカニズムは就寝時の体勢によって首の周りの筋肉に負担がかかり、血管が収縮して血流の動きが悪くなり、酸素が行き渡らないために炎症が起きてしまうことによって首や背中などの痛みが現れます。
寝違えを予防するストレッチについてはこちらの記事でも紹介しているので、是非チェックしてみてくださいね。
痛みが引かない場合は病院へ
大前提として、病院に行ける場合はすぐに診察を受けましょう。
「たかが寝違えぐらいで病院に行くのは大げさなのでは?」と思われるかもしれませんが、悪化すると痛みの範囲が広がったり、手足のしびれから筋力低下を引き起こす恐れがあります。
忙しい朝は病院に行く時間がない!というのがほとんどだと思いますが、寝違えから様々な不調に発展する可能性があるので我慢せずに病院で診てもらうことをおすすめします。
こちらの記事でも詳しく紹介しているので、是非チェックしてみてくださいね。
寝違えで首の痛みから頭痛に発展する理由
寝違えで首が痛いときは、無理な体勢を長時間撮り続けたことによって首の中に通っている神経が圧迫されて神経周辺に分布している筋肉が炎症を起こしています。
首には様々な神経が通っており、首や肩を通って頭に繋がる神経が圧迫されることで頭痛が生じます。
また、圧迫により筋肉が炎症を起こして硬くなると血行にも影響が表れます。
すると、肩や首を通って頭に繋がっている血管を通って運ばれるはずだった血液が十分に行き渡らなくなってしまい、脳へ血液が運ばれずに血行不良を起こしてしまいます。
それにより、血液に乗って届くはずだった酸素やエネルギーが脳に届かずに、頭痛や吐き気、さらには目まいが起こってしまいますよ!
病院に行くまで時間が空いてしまう場合の対処法
安静にする
痛みのある場所を無理に動かさないように、まずは安静にすることが大切です。
肩への刺激が首や背中の痛みに伝わる場合があるので、鞄の持ち手を変えたり、負担をかけないように気をつけましょう。
休める場合は、楽な姿勢を取ってとにかく痛みを感じる部分の刺激を避けましょう。
無理にストレッチをしない
寝違えの予防にはストレッチが有効ですが、寝違えが起こってしまってから無理にストレッチをすると、かえって痛みが酷くなる場合がありますよ!
また、患部を直接刺激するセルフマッサージもかえって痛みを広げてしまう原因になります。
やってはいけない「寝違え」治療とは【首の痛み 治し方 ストレッチ】How to cure a misplacement
患部を冷やす
寝違えた直後は、患部をすぐに冷却しましょう。
痛む部分に直接冷却シートや冷却パックなどを当てることで、炎症を抑えることができます。
注意点として、冷却時間が長すぎると凍傷を起こす場合があるので最大10分~15分程度を目安にしましょう。
冷却シートの場合はかぶれる可能性があるので、冷却の効果が薄れてきたタイミングでシートを換えるようにしてくださいね。
患部を温めないように!
寝違えの予防方法としては、身体を温めることは血行促進のために有効ですが、寝違えが起こってからは温めることはNGですよ!
痛みがあるところを温めると、炎症がかえって増幅してしまう場合があります。
首が痛いときは入浴を控えてシャワーだけにしたり、アイシングを行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後のこの記事のおさらいです!
– 寝違えの首痛から吐き気や頭痛に発展する場合がある
– 寝違えで首が痛いときは原則病院に行くことが大切
– 首が痛いのを放っておくと、頭痛や手足のしびれ、筋力低下を引き起こすリスクがある
– 首には様々な神経が通っており、頭をつなぐ神経が圧迫されることで血行不良を起こし、頭痛の原因になる
– すぐに病院に行けないときは必ず安静にして、患部にアイシングを行う
– 痛みがあるときは炎症が起こっているので、患部を温めないようにする
– 首の痛みがひどいときは入浴をせずにシャワーだけにすることがおすすめ
たかが寝違えぐらいで・・・と軽視されがちですが、ひどい場合は頭痛や吐き気、目まいの原因になります。
すぐに病院に行くことがベストですが、なかなか病院に行けない場合は安静にしてアイシングなどの処置を行う必要がありますよ!
是非、正しいケアで早い回復を目指しましょう!